睡眠不足は痩せホルモン「レプチン」が減って太る?!最適な睡眠時間は?

しっかり「睡眠」取れていますか?

実は、「睡眠時間」も「肥満」に大きく関係する
のです。

「睡眠不足」が続くことで、太りやすくなって
しまうことに。

では、どうして「睡眠不足」は「肥満」になる?

★ 「睡眠不足」は「肥満」のもと

「睡眠時間」と「肥満」の関係についての研究は、
世界各国で行われ、次のような発表もされています。

アメリカのコロンビア大学で行われた大規模な
研究です。

・睡眠時間が6時間の人:肥満度が23%高い
・睡眠時間が5時間の人:肥満度が50%高い
・睡眠時間が4時間の人:肥満度が73%高い

平均の「睡眠時間」7時間以下の「睡眠」では、
「睡眠時間」が短くなるほど太りやすい、「肥満」
になりやすいということです。

どうして「睡眠時間」が短いほど太りやすい?

その理由は、「ホルモン」にあります。

★ 「睡眠時間」が短いと「痩せホルモン」が減る

「睡眠時間」が短いと「痩せる作用のあるホルモン」
が減ってしまうのです。

「睡眠不足」によって減ってしまう「痩せホルモン」
は、次の2つ。

・レプチン
・成長ホルモン

アメリカのスタンフォード大学の研究では、
5時間睡眠の人は8時間睡眠の人より、およそ16%
「レプチン」が減ることが報告されています。

寝不足になると「レプチン」が減って、食欲が増し、
「脂肪」を溜め込む体質に。

また、睡眠中は細胞を修復するため「成長ホルモン」
がたくさん出ます。

「成長ホルモン」には、「脂肪」を分解して減らす
効果が。

「睡眠時間」が減ると、「成長ホルモン」が減り、
「脂肪」が蓄積されやすくなるのです。

★ 「睡眠時間」が短いと「太るホルモン」が増える

さらに、「睡眠不足」は「太る作用のあるホルモン」
を増やすことに。

「睡眠不足」によって増えてしまう「太るホルモン」
は、次の2つ。

・グレリン
・コルチゾール

「グレリン」は、胃から分泌される「ホルモン」で、
食欲を増やす働きが。

さらに、「グレリン」が増えると「高脂肪」や
「高カロリー」の食べ物を好んで食べるように
なることに。

つまり、「睡眠不足」で「グレリン」が増えると、
太りやすい食事をするようになってしまうのです。

「コルチゾール」は「ストレス」を感じると分泌
される「ストレスホルモン」の一種で、

「コルチゾール」には「血糖値」を高くする働きが。

すると、「血糖値」を下げるために「インスリン」
が大量に分泌されることに。

「インスリン」には「脂肪」を蓄積させる働きが
あるため、「睡眠不足」が続くと太ってしまう
ことになるのです。

★ 寝過ぎても「ダイエット」にはよくない?!

では、たくさん寝れば痩せられる?

いいえ。「睡眠時間」が9時間以上になっても太り
やすいという報告が。

つまり、「睡眠時間」が短くても長くても、
「ダイエット」には良くないということです。

★ 「レプチン」を増やす適切な「睡眠時間」とは?

では、痩せるためには何時間「睡眠」がベスト
なのか?

ここで、気にる2つのデータが。

1.アメリカでの肥満者と「睡眠時間」の関係のデータ

このデータでは、
BMIが30以上の肥満者の割合は以下のような分布に。

・睡眠時間が6時間未満:33.3%
・睡眠時間が7~8時間:22%
・睡眠時間が9時間以上:26.3%

2.カナダでの6年間にわたる追跡調査のデータ

このデータでは、

・体重の増加
・胴回りの増加
・体脂肪の増加

の3つ全てにおいて、

6時間未満の睡眠で最も多く
続いて9時間以上の睡眠
7~8時間の睡眠で最も少なく

なっています。

つまり、7~8時間の「睡眠」が「ダイエットには
ベストということに。ぜひ心がけましょう。