「日本女性の肌の美しさは世界一」はなぜ? 日本古来の美容法

「美白」という言葉は、日本女性の肌に対する
美意識の高さを表しているとも言えます。

「日本女性の肌の美しさは世界一」とも言われ、
その歴史や美容法に世界的にも、関心が集まって
います。

そこで、日本女性の肌の秘密と、日本古来の
美容法についてお伝えします。

★ 日本人の肌の秘密

なぜ「日本女性の肌は美しい」と称されるのか?

その秘密の一つは「角質層が薄く、真皮層が厚い」。

「角質層の薄さ」は、キメの細かさにつながり、
「真皮層の厚さ」は、肌に「ハリ」と「潤い」を
もたらします。

しかし、ピーリングなどの刺激に弱く、肌が荒れ
やすかったりして、

傷が出来たときは、修復のため「真皮」より
「コラーゲン」」が過剰に出過ぎてしまい、
ケロイド状になりやすいという欠点が。

日本人の肌は固有の特徴があるので、
それに合ったスキンケアが大事なのです。

★ 天然素材のコスメ

では、日本女性はどのような肌のケアをしてきた
のでしょうか?

古くから愛用されている素材は、

・米ぬか

「米ぬか」とは、玄米を白米へ精米する際に出る
外皮の胚芽の部分。

通常捨てられる部分ですが、実は栄養素が豊富と
知られていますね。

・ビタミンB1、B2
・ビタミンE
・ナイアシン
・ミネラル

などが含まれ、
くすみを除去、肌に潤いを与えます。

「米ぬか」由来の洗顔料などもありますが、

「米ぬか」をお湯で溶かしたものでマッサージ
すると、しっとりとした肌になるので、そちらも
おすすめ。

・紫根(しこん)

「紫根」は、「ムラサキ」という植物の根の部分。
「紫根」から抽出したエキスは、古来より
「やけど」や「傷」などの万能薬としても使われ、

近年の研究で、

・美白効果
・シミの除去
・新陳代謝の促進

などにも効果があることがわかっています。

「紫根エキス」は、自宅で抽出するとなると手間が
かかるので、市販の商品を使うといいでしょう。

・へちま

「へちま」は、インド原産のウリ科の植物。

「へちま」の主な栄養素は、

・ヘチマサポニン
・硝酸カリウム
・ペクチン

で、

・日焼け後の手当
・ひび
・あかぎれ
・保湿

に効果が。

市販されているものでは、「へちま化粧水」が、
比較的安価なこともあり人気ですね。

★ 国産オーガニックコスメについて

日本では、農薬などの化学合成成分を使用せず、
有機栽培された植物で作られたものが、
「オーガニックコスメ」と呼ばれています。

化学的なものが入っていないので、肌に優しく、
「敏感肌」の人でも安心。

健やかな肌のために日本古来の美容法、いいですね。