「水分補給」のための「水」の正しい飲み方、目安の量など

正しい「水分補給」、出来ていますか?

気温が高い日も多くなり、暑くなってくると増え
るのが、「水分補給」ですね。

最近は美容目的で「水」をたくさん飲む方も増え
ていますよね。

しかし、そこには思わぬ落とし穴が。

「水」は適切に飲まないと、健康トラブルを引き
起こすことに。

そこで、正しい「水」の飲み方についてお伝えし
ます。

★ 「水分」ではなく「水」を飲むことが大切

「水分補給」にあなたは何を飲んでいますか?

緑茶やコーヒー、紅茶などで喉を潤していませんか?
それって要注意です。

コーヒーや緑茶などは確かに「水分」ですが
「水分補給」としては適していないのです。

これらにはカフェインが含まれており、尿として
排出される「水分」が増えてしまうのです。

「水分補給」のためには、「水分」ではなく、
「水」を飲むことが大切です。

★ 「水」の飲み過ぎは命を脅かす

「水」を飲む健康法や美容法もありますよね。

健康のため美容のために、1日に3L以上とか大量
の「水」を飲んだりしていませんか?

「水」は足りなくても問題ですが、飲み過ぎても
問題なんですよ。

無理をしてまで大量の「水」を飲むと、「水中毒」
に陥る危険が。

「水中毒」とは、体の中の「水分」が過剰になり、
血液中の塩分の濃度が薄くなってしまうことで起
こるのです。

血液の塩分濃度が薄くなると、脳がむくんでしまう
脳浮腫になって意識障害やけいれん、嘔吐などの
症状があらわれ、場合によっては最悪の事態が起き
てしまう可能性も。

水をたくさん飲んでいる方で、

・疲労感やだるさ
・むくみ
・嘔吐
・頭痛
・イライラ
・体重の増加

などに心当たりがある方は、「水中毒」の危険
サインかもしれないので注意が必要です。

★ 1日の「水」の目安量は?

では、1日あたりどれくらい「水」を飲めばいいと
思いますか?

1日の摂取目安量は、1.5Lと言われています。

1日に体から出ていく「水」の量は、大人で、2.5L
程度です。

なので、外から毎日2.5L補う必要があるのです。

でも、2.5L全てを「水」の飲用で補う必要はない
のです。

食事からや代謝によっても「水分」が補給される
からです。

食事や代謝で得られる「水分」を除いた1.5L程度
が飲料水として必要な量ということなのです。

★ 「水」を飲むときの3つのポイント

「水」を飲むときには、ポイントが3つあります。

ポイントを守って、「脱水」や「水中毒」による
健康トラブルを防ぐましょう。

ポイント1 少しずつをこまめに飲む

「水」は一気に飲むのではなく、少しずつこまめに。

一気に飲んでも、体は全ての「水分」を吸収する
ことができないのです。

ポイント2 喉が乾く前に飲む

「水」は、喉が乾いたと感じる前に補給。

喉の乾きを感じたときは、すでに体の中の「水分」
が足りていないことが多いのです。

脱水症状を起こさないためにも、喉が乾く前に
こまめに「水分補給」をすことを心がけましょう。

ポイント3 常温で飲む

「水」はできるだけ常温で飲む。

冷たい「水」を飲むと気持ちがいいですが、内臓
を冷やしてしまうのです。

★ 「脱水」を感じたときは「経口補水液」を活用

大量の汗をかいたときや、「脱水」を起こしている
ときは、ナトリウム入りの「スポーツドリンク」や
「経口補水液」を利用するといいですよ。

ナトリウム濃度が、飲料水100mlあたり40~80mg
含まれている清涼飲料水を選ぶようにしましょう。

ただし、高血圧や糖尿病の方は病状に影響するため、
注意が必要です。医師と相談するようにしてください。