「ビタミンE」を効果的に摂取する方法やサプリの注意点、おすすめ食品

「ビタミンE」は強力な「抗酸化力」に加えて、
血流を良くする働きがあるため、美容や不妊
分野で注目されている成分です。

しかし、食品だけではなくサプリメントから
ビタミンEを摂る場合、いくつか注意点があり
ます。

★ 「ビタミンE」は植物油と一緒に摂る

「ビタミンE」は、脂溶性ビタミンの一つで
あり、油に溶けるのが特徴がです。

「ビタミンE」はひまわり油などの植物油にも
豊富に含まれているので、植物油と一緒に料理
して摂ることで、効果的に体の中に取り入れ
られます。

★ 酸化した油で「ビタミンE」はダメ
になる!

油と一緒に「ビタミンE」を摂るときには、
新しい油を使うよう注意してください。。

古い油は、空気に触れたり加熱されたりする
と、酸化されてしまいます。

「ビタミンE」を酸化された油と一緒にを摂ると、
「ビタミンE」も酸化され、効果がなくなって
しまいます。

「ビタミンE」を摂るときは、新しい油を使う
ようにしましょう。

★ 「ビタミンE」は鉄分と一緒に摂って
はいけない

「ビタミンE」には食べ合わせに注意が必要な
成分、鉄分があります。

鉄と一緒に「ビタミンE」を摂ると、
「ビタミンE」が酸化されてしまい、効果が
なくなってしまうのです。

鉄が多く含まれるほうれん草やプルーンなど
摂るときは、8時間程度間隔をあけるように
しましょう。

★ 「ビタミンE」は「ビタミンC」と
一緒に摂る

鉄とは逆に、「ビタミンE」と同時に摂りたい
成分が「ビタミンC」です。

「ビタミンC」には、酸化されて効果を失った
「ビタミンE」を復活させる働きがあります。

「ビタミンE」と「ビタミンC」を一緒に摂る
ことで、「ビタミンE」の働きを長持ちさせ
られるのです。

★ 「ビタミンE」は天然のものを摂ろう!

「ビタミンE」はサプリメントからも摂ること
ができます。

サプリメントに含まれている「ビタミンE」
には、3つのタイプがあり、注意が必要です。

・天然ビタミンE(d-α-トコフェロール)

植物油から取り出した「ビタミンE」を
そのまま安定化させたもの。

・天然型ビタミンE(酢酸d-α-トコフェロール)

植物油から「ビタミンE」を取り出した
後、酢酸をくっつけて安定させたもの。

・合成ビタミンE(酢酸dI-α-トコフェロール)

化学反応によって人工的に作ったもの。

3つの「ビタミンE」は働く強さが異なります。
「天然ビタミンE」が一番よく働き、続いて
「天然型」「合成」が最も効果が低くなります。

なのでサプリメントから「ビタミンE」を摂る
ときは、「天然ビタミンE」を選ぶといいで
しょう。

★ 「ビタミンE」の摂取目安量

「ビタミンE」の1日あたりの摂取目安量は。

・成人男性:6.5mg
・成人女性:6.0mg

「ビタミンE」はサプリメントから摂る場合
は注意が必要です。食品から摂る分には過剰
摂取の心配はほとんど必要ありませんが。

ビタミンEの摂取の上限量は

・成人男性:800~900mg
・成人女性:650~700mg

上限量を超えた過剰摂取は、骨粗しょう症
(骨粗鬆症)などのリスクが高まると言われ
ているので注意が必要です。

★ 「ビタミンE」を多く含む食品

「ビタミンE」を豊富に含む食品と、
食品100gあたりの「ビタミンE」
(α-トコフェロールの量)の含有量は。

・せん茶 64.9mg
・ひまわり油 38.7mg
・煎りアーモンド 28.8mg
・小麦はいが 28.3mg
・抹茶 28.1mg
・ぶどう油 27.5mg
・かぼちゃ 6.9mg
・モロヘイヤ 6.5mg

ひまわり油などの植物油のほか、アーモンド
にも豊富に「ビタミンE」が含まれています。

間食やサラダなどにアーモンドをプラスすると
効率よく「ビタミンE」が摂れるのでおすすめ。