「ダイエット」に必要な脂肪の知識「皮下脂肪」と「内臓脂肪」

「脂肪」にはいくつか種類があるのをご存知ですか？

「ダイエット」を成功させるためには、
「脂肪」の種類を知っておくことが大切。

「脂肪」の種類によってベストな「ダイエット」
方法があるからです。

そこで、今回は「ダイエット」に必要な
「脂肪」の知識をお伝えします。

Contents

★ 「脂肪」は「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の2タイプ

「脂肪」は、つく場所によって大きく2つの
タイプに分けられます。

・皮下脂肪・・・皮膚のすぐ下につく脂肪
・内臓脂肪・・・胃や腸などの内臓の周囲
につく脂肪

「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の違いは、つく
場所だけではないのです。

「皮下脂肪」と「内臓脂肪」とでは、健康へ
の悪さの仕方や脂肪の落ちやすさが、大きく
違います。

「皮下脂肪」は、「女性ホルモン」である
「エストロゲン」の作用によって増えやすく
なるため女性に多いのが特徴です。

下腹部やお尻、太ももにつきやすいため、
「皮下脂肪」が多くなると、洋梨のような
体型に。

「皮下脂肪」は体を保温したり外からの衝撃
を和らげて内臓を守る働きがあります。
体にはそれほど悪い働きはしません。

しかし、皮膚の下には、「脂肪」を燃焼させ
たり、運んだりするシステムが発達していな
いので、

「皮下脂肪」はゆっくり蓄積され、落ちるの
にも時間がかかってしまうのです。

「内臓脂肪」は、男性に多く見られるタイプ
の「脂肪」です。

胃や腸の消化管の周囲につくため、
「内臓脂肪」が多くなるとおまんじゅうの
ように、お腹がポッコリとパンパンに張って、
りんご型の体型に。

「内臓脂肪」は、栄養分を肝臓に運ぶ血管で
ある門脈が近くにあり、「脂肪」を運んだり
燃焼させるシステムが発達した場所につきます。

そのため、「内臓脂肪」はつきやすい一方で、
燃焼されて落としやすいのが特徴です。

しかし、「内臓脂肪」には注意が必要です。

「内臓脂肪」は、溜まった「脂肪」が肝臓に
流れ込みやすいため、健康に影響を与えやす
いのです。

さらに、体に悪い働きをする「悪玉サイトカイン」
と呼ばれる物質を分泌、高血糖や高血圧など
の生活習慣病を引き起こしてしまうのです。

「皮下脂肪」か「内臓脂肪」かのチェックは、
お腹をつまむことで簡単にできます。

お腹の「脂肪」をつまめれば「皮下脂肪」が
多く、お腹の「脂肪」がつまめないなら
「内臓脂肪」が多いと言えます。

ただし、これは簡単にチェックする方法なの
で、過信は禁物です。

つきにくく落ちにくい「皮下脂肪」は、
3ヶ月以上かけてじっくりと落としていきま
しょう。

つきやすく落としやすい「内臓脂肪」は、
健康にも悪いので、1ヶ月で体重1kg減を目安
にダイエットをするといいですよ。