「熱中症」の症状と仕組み、なりやすい人と対策は?

梅雨が明けるくらいから増えてくるのが、
「熱中症」ですね。

「熱中症」は命の危険にも関わってくるので、
夏の健康管理において「熱中症」対策や予防
はとても重要。

同じ場所にいても「熱中症」にかかる人と
かからない人がいると思いませんか?

実は「熱中症」にかかりやすい人にはある
特徴が。

★ どうして「熱中症」になってしまうの?

「熱中症」を予防するためには、
「熱中症」は、なぜ起きるのか?
仕組みを知りましょう。

「熱中症」は、高温多湿の環境に体がついて
いけなくなることで起こってしまう様々な症状
を言います。

「熱中症」は、4つのタイプに分けられます。

4つのタイプと熱中症が起きる仕組みは、
以下の通り

・「熱失神」が起こる仕組み

1. 運動や気温の上昇で体温が上がる
2. 体を冷やすために血液が体の表面に
  拡散される
3. 皮膚に血液が集められる
4. 内臓や脳が一時的に血液不足になり、
  めまいなどの「熱失神」に

・「熱疲労」が起こる仕組み

1. 体を冷やすために汗がたくさん出る
2. 補給する水分よりも体から出ていく
  水分が増える
3. 体が脱水状態になる
4. だるくなるなどの「熱疲労」が起こる

・「熱けいれん」「が起こる仕組み

1. 体を冷やすための汗と一緒に体の中
  の塩分が出ていく
2. 補給する塩分よりも体から出ていく
  塩分が増える
3. 体が塩分不足になる
4. 塩分は筋肉が働くために必要なので
  筋肉が異常を起こして「熱けいれん」に

・「熱射病」が起こる仕組み

1. 血液の拡散や汗などの体温調節機能
  だけでは体温の上昇に対応できず
2. 体温が異常に上昇
3. 「熱射病」になり意識や脳、臓器に
  障害が出る

★ 「熱中症」の症状とは? 7つの危険サイン

「熱中症」の症状は、
「脳」「胃腸」「筋肉」の3ヶ所に症状が出や
すい。

「脳」「胃腸」「筋肉」は多くの水分を必要と
する部分であるため、水分や塩分の不足に反応
しやすいからです。

次の7つの症状を感じたときは「熱中症」の
危険サインなので、早急に対策をするように
注意しましょう。

脳の症状

・めまいや立ちくらみがする
・頭痛がする

胃腸の症状

・吐き気がする

筋肉の症状

・筋肉がつる、こむら返りが起きる
・けいれんする

その他の症状

・体がだるい
・体が熱く、皮膚が赤い

★ 「熱中症」になりやすい人の特徴

「熱中症」は環境の問題だけではなく、
体の状態も影響。

なので、「熱中症」になりやすい人もいるの
です。

「熱中症」になりやすい人の特徴は

・運動不足
・子どもまたは高齢者
・ダイエット中
・生理中
・少しの運動で大量に汗が出る
・二日酔い

★ 「熱中症」予防には「体温調節」できる体作り

どうして「熱中症」にかかりやすい人とかかり
にくい人がいると思いますか?

「体温調節」の機能がカギになります。

私たちの体には気温の変化に対応できるよう
に、「体温調節」の機能が備わっているのです。

「自律神経」や発汗機能で、体温が一定になる
ように調節。

しかし、運動不足で汗腺が少なくなったり、
機能しなくなったりすると、汗によって体温
が調節できなくなってしまうのです。

また、「自律神経」がストレスなどで乱れて
いると、体温を正常に保つ機能が低下。

「熱中症」にならないためには、適度に運動
することや「自律神経」ケアで体温調節でき
る体作りも必要なのです。