あぶらとり紙は使ったほうがいい? テカリ防止ための皮脂対策は?

春になって、気温がだんだん高くなってくると、
顔の「テカリ」が気になりませんか?

そんなときに手軽なのは、「あぶらとり紙」。

でもこの「あぶらとり紙」、
「使ったほうがいい」という意見と、
「使ったらダメ」という意見の両方あって、
迷いませんか?

★ 「あぶらとり紙」は使ったほうがいい

「ダメ」という意見は、肌表面の「皮脂」を
とると、さらに「皮脂」が出てきてしまうので、
使わないほうがいい、ということになります。

これに関しては、賛否両論ありますが、
私は「使ったほうがいい」と思います。

浮いてきた「皮脂」をそのままにしておく方が、
酸化した「皮脂」が、お肌に悪影響を与えると
思われるからです。

「あぶらとり紙」がダメというのではなく、
適切な方法で「皮脂」をとることが重要、
ということです。

使い方の問題、使い方が大事なのです。

「皮脂」が浮き出てきたら、「あぶらとり紙」
で取り、そのあと「水分補給」をすれば、
「皮脂」が余計に増えるということは
ないと思います。

★ お肌のテカリはなぜ起きる

肌がテカるのは、「皮脂」が原因で、
「皮脂」は「皮脂腺」というところから分泌。

「皮脂」の分泌量は、同じ顔の中でも、
出やすいところと出にくいところで、差があり、

体の部位によっても、
出やすいところ、出にくいところがあります。

分泌には、「女性ホルモン」「ステロイドホルモン」
が関係。

「皮脂」は、毛穴から皮脂表面に浮いてきて、
皮膚表面と体毛に薄い膜を張り、お肌や体毛を
保護しています。

しかし、同時にトラブルを引き起こすようにも。

出すぎてしまうと、「皮脂」分泌により、
お肌の「テカリ」が起きてしまい、

あまりにも「皮脂」が多いと、ニキビのもと
にもなります。

ちなみに、「汗腺」と「皮脂腺」は違います。

汗はいくら出ても、肌の「テカリ」は起きません。

メイクは水だけで落とすことができませんよね?
オイルを含んだ洗浄剤だとよく落ちます。

★ テカリ防止ための皮脂対策

メイク崩れは、汗によるものではなく、
「皮脂」によりなるのです。

なので、「テカリ」を抑えようと思ったら、
汗対策ではなく、「皮脂対策」のほうに重点を
置くといいでしょう。

オイリー肌の方は、春夏は悩ましい季節ですよね。

とくに、Tゾーンと呼ばれる眉の上、鼻筋の部分は
「皮脂」が出やすい。

「皮脂」が気になる方は、全体に塗る
「スキンケア」化粧品は、さっぱりしたものが
おすすめ。

「皮脂」の多い部分に、油分の多い化粧品を塗ると、
毛穴の詰まりになりやすくなるので。

「皮脂」が少なく、乾燥が気になる部分には、
油分のある、保湿力の高いクリームを塗布する
のもOK。

全体にさっぱり感のある「スキンケア」化粧品を
塗布した後、乾燥している部分を重ね付けすると
いいでしょう。

「皮脂」は天然の保湿剤とも言われますよね。

Tゾーンは油分が多いので、クリームやオイルで
わざわざ保湿しなくてもいい。

皮脂で十分ということなのです。

メイクについては、Tゾーンは
油分の多い下地、ファンデーションは
使わないようにするといいですよ。