美肌作りやアンチエイジングのために知っておきたい肌の構造と役割・スキンケア

肌は、目に見えている部分だけではなく、

目に見えている部分は肌の一部であり、
本当に大事な部分は肌の下にあります。

「美肌」や「アンチエイジング」のためには、
肌の構造をきちんと知っておくことも大切。

そこで、肌の構造と役割についてお伝えします。

★ 肌は大きく3つの構造に分かれている

肌は、大きく3つの構造に分かれていて、

肌の表面に近い方から順に、

・表皮
・真皮
・皮下組織

この3つの構造それぞれが、きちんと役割を
果たすことで、肌は外の環境から体の中を守り、

また、肌はふんわりと美しさをキープできる
のです。

★ 3つの構造の役割と特徴

では、

・表皮
・真皮
・皮下組織

はそれぞれどのような役割や特徴を持っているのか?

・表皮は肌のバリア担当

「表皮」は、わずか0.2mmくらいの薄い構造ですが、
肌を外敵や環境の変化から守るためにとても大切
な役割を果たしているのです。

「表皮」では、肌の生まれ変わりが行われ、
その最前線の角質細胞が積み重なった「角層」は、

肌の水分を閉じ込めたり、外の刺激から肌の内部
を守り、

さらに、表皮には「免疫細胞」や「メラニン色素」
を作る「メラノサイト」も存在、いろいろな攻撃
から肌の内部を守っています。

・真皮は肌の心臓部分

「表皮」の下にあるのが、「真皮」。

「真皮」は肌の心臓部分であり、
肌の健康のためには欠かせません。

「真皮」は、「コラーゲン」や「エラスチン」
などが網目状のネットワークで張り巡らされ、
その隙間は「ヒアルロン酸」で埋められている
のです。

この「コラーゲンネット」のおかげで、
肌は柔らかい弾力を持つことができています。

また、「真皮」には「毛細血管」や「神経」も
通っていて、

「神経」は、温度や痛みなどを感じとる肌の
センサーとして、

「毛細血管」は「ターンオーバー」を行っている
「表皮」に栄養と酸素を送る役割として働いて
います。

「真皮」の元気が大切で、元気がないと、
肌はどんどん衰えてしまうことに。

・皮下組織は縁の下の力持ち

「皮下組織」は、その名の通り、
「表皮」と「真皮」を下から支えています。

「脂肪」を豊富に持った組織で
クッションとして働き、「血管」や「神経」を
守ってくれます。

また、断熱材としての働きもあり、
「体温」の保持にも重要な役割。

★ 「角層ケア」だけが「スキンケア」ではない!

肌の仕組みをお伝えしましたが、
「角層」がほんの一部であることが
お分かりいただけたのでは?

その下には、「真皮」や「皮下組織」など
肌の健康維持のために大事な構造があるのです。

美肌をキープ、維持するためには、
「角層」だけではなく、「真皮」など
肌の心臓部分のケアも必要であり、
とても大切なのです。