肌に悪い成分として知られているのが、
「界面活性剤」。
でも、「界面活性剤」って本当に美肌の敵なの?
肌に優しいとして注目されている「純せっけん」
も「界面活性剤」の一つ。
「界面活性剤」は、必ずしも悪ではないということ。
そこで、「界面活性剤」の仕組みや働きについて
お伝えします。
Contents
★ 肌の「汚れ」を取ることも「美肌」には大切!
「美肌」を保つ上で大切なのは、
「保湿・シミ、シワ対策」だけではなく、
洗顔も、「美肌」のために大事なスキンケア。
肌に「汚れ」や「古い角質」が残っていると、
「ターンオーバー」による肌細胞の生まれ変わり
が正常に行えず、化粧品の成分が浸透できなくも
なります。
肌に残った「汚れ」や「皮脂」は酸化して
「刺激物質」に変化し、肌にダメージ。
なので、肌の「汚れ」を落とすことは、
最も大事なスキンケア。
★ 「汚れ」を落とす助っ人が「界面活性剤」
肌の「汚れ」は、「皮脂・メイク」だけでなく、
「古い角質・ほこり・花粉」などいろいろものが
混ざっているので、
水だけでは落とし切れないのです。
「皮脂・メイク」などの油汚れは特に、
水をはじくこともあり、特別な対処が必要。
そこで、役立つのが、「界面活性剤」。
「界面活性剤」は、水では落ちにくい油汚れを
効率よく取り除きます。
★ 「界面活性剤」が「汚れ」を落とす仕組み
「界面活性剤」には、
「水になじむ部分」と「油になじむ部分」の
両方が備わっていて、
洗顔剤の泡を顔にのせると、「界面活性剤」の
「油になじむ部分」が、「皮脂・メイク」などの
油汚れを取り囲む。
このとき、「水になじむ部分」は、外側に向き、
泡に含まれている水となじみ、
油汚れは、「界面活性剤」に包まれるように
球状になって浮き出して、すすぎの水と一緒に
洗い流される。
「界面活性剤」は、水で落ちない油汚れを
水ですすぎ流せるようにしてくれる成分なのです。
★ 「純せっけん」も「界面活性剤」の一つ
「純せっけん」って肌に優しいイメージが
ありませんか?
でも、この「純せっけん」も「界面活性剤」の一つ。
つまり、一概に「界面活性剤」は悪いとは言えない
のです。
★ 大切なのは「界面活性剤」の種類と使う量
「界面活性剤」は、「皮脂・メイク」などの
油汚れを取りやすくするという大事な役割。
ただし、使いすぎは必要な「皮脂」まで取り除く
ことになり、
肌を「乾燥」させたり、肌の「バリア機能」を
低下させたりする原因にも。
「界面活性剤」の種類と使う量をきちんと
見極めることが、大切なのです。