「合成界面活性剤」と「純石鹸」は、
同じ「界面活性剤」です。作り方は違いますが。
では、なぜ同じ「界面活性剤」なのに、
「純石鹸」はスキンケアに推奨されるのに、
「合成界面活性剤」は嫌われる?
実は、「合成界面活性剤」は、スキンケアに
おいて大きなデメリットが。
そこで、「合成界面活性剤」と「純石鹸」の
メリットとデメリットをお伝えします。
★ 「合成界面活性剤」のメリット
「合成界面活性剤」のメリットは、以下の2点。
・泡立ちやすい
・せっけんカスが出ない
と、「合成界面活性剤」は、使いやすさがメリット。
★ 「合成界面活性剤」のデメリット
「合成界面活性剤」には大きなデメリットが、
肌トラブルの原因にもなる。
「合成界面活性剤」のデメリットは、以下の4点。
・肌に残りやすい
・肌の中まで浸透する可能性がある
・分解されにくいため、洗浄力が長く続く
・分解されにくいため、環境に悪影響を与える
「合成界面活性剤」は、複雑な化学物質。
肌に残って洗顔後も肌への大きな刺激になる
リスクがあり、
「皮脂」と混ざり合って「肌のバリア機能」を
低下させてしまう危険性も。
「合成界面活性剤」入りの洗顔フォームが
推奨されないのは、洗い残しや洗顔のし過ぎで
肌にダメージを与えやすいので。
★ 「純石鹸」のメリット
「純石鹸」は、「合成界面活性剤」より
肌に優しいと言われます。
「純石鹸」のメリットは、以下の5点。
・水ですすぐと洗浄力がなくなるため
肌に刺激が残らない
・肌に残っても分解される
・弱アルカリ性で古い角質や毛穴の汚れを
取り除きやすい
・シンプルな原料でシンプルに作られるため
安全性が高い
・分解されやすいので環境にも優しい
ちなみに「純石鹸」は、5000年も昔から
使われていると言われ、それだけに安全な
洗浄剤とも言えます。
水に薄まると洗浄力がなくなるという点は
とても大事で、
それで、「純石鹸」は、肌に負担になり
にくいのです。
★ 「純石鹸」のデメリット
「純石鹸」にも、いくつかデメリットがあり、
「純石鹸」のデメリットは、以下の4点。
・弱アルカリ性で洗浄力が高い
・皮脂を取り除く力が強い
・泡立ちにくい
・せっけんカスが出やすい
「純石鹸」には、マイルドな洗浄力を
イメージする方も多いのでは?
実際は、「純石鹸」の「皮脂」を取り除く力
は結構高く、
使い方の間違いは、「皮脂」を取り除きすぎる
ことになり、
・乾燥を悪化
・肌がヒリヒリする
といったトラブルを起こすことも。
「弱アルカリ性」で「角質・汚れ・皮脂」を
取り除くことに優れているというのは、
デメリットにもなってしまうのです。
★ 「界面活性剤」は性質を知って正しく使う!
「合成界面活性剤」でも、洗浄力がマイルドな商品
も開発されていて、
「純石鹸」でも使い方を間違えると、
肌を傷める原因に。
「合成界面活性剤」と「純石鹸」の性質を
知って、正しく洗顔に使うことが大切なのです。
特に、「合成界面活性剤」を使うときは、
洗い残しがないように注意しましょう。