「紫外線対策」に天然のサングラス「ルテイン」！

「紫外線」から肌や目を守るためには、
日焼け止めやサングラスなど、外からの防御
は大切です。

しかし、外の防御だけでは体の中に入った
「紫外線」には対抗できません。

そこで、体の中からの「紫外線対策」が、
必要となるのです。

それが、体内に入った「紫外線」と闘って
くれる栄養素「ルテイン」です。

Contents

★ 「ルテイン」ってどんな物質なの？

「ルテイン」はカロテノイドと呼ばれる物質
の一つで、野菜などの黄色を示す天然色素です。

緑黄色野菜にたくさん含まれており、以下
の野菜を食べることで「ルテイン」を取り
入れられます。

・にんじん
・ほうれん草
・ケール
・とうもろこし
・かぼちゃ
・ちりめんキャベツ

特に、ケールには他の野菜と比べて多く
「ルテイン」が含まれています。

ケールは苦味が強いので、青汁などを利用
するといいですよ。

「ルテイン」は、体の様々な部分に存在して
いますが、特に目に多く、目の健康を守って
くれています。

「ルテイン」には、大きく2つの働きがあり
ます。

「ルテイン」には、目に入ってきた「紫外線」
や「青色光」などの有害な光を吸収して、
目の細胞を守る働きがあります。

そのため、「ルテイン」は天然のサングラス
とも呼ばれているのです。

そして、「ルテイン」のもう一つ重要な働き
が「活性酸素」を取り除くことです。

「紫外線」や「青色光」が体内に入ると、
体の中では「活性酸素」が発生します。

「活性酸素」は細胞を傷付けて病気やがん
を引き起こす原因になるだけでなく、肌を
老化させます。

「ルテイン」には、非常に強力な抗酸化作用
があり、「活性酸素」から細胞を守ってくれ
ます。

「ルテイン」は、目だけではなく、肌にも
存在します。

肌に存在する「ルテイン」も、「紫外線」
をブロックして、「紫外線」によって発生
した「活性酸素」を取り除いてくれます。

「ルテイン」は、体の中で日焼け止めのよう
な役割をしてくれるのです。

さらに、目の「ルテイン」が「紫外線」を
ブロックしてくれることで、目から入る
「紫外線」によってシミが出来るのを防ぎ
ます。

「ルテイン」は、目と肌の両方からシミを
予防します。

天然のサングラスとして「紫外線」から体
を守ってくれる「ルテイン」にも欠点が。

加齢によって減少してしまうのです。

「ルテイン」は体の中で作ることができない
ため、緑黄色野菜などをしっかり補給しない
と、年齢とともに減ってしまい、「紫外線」
への防御能力が低下してしまいます。

年齢とともに減少してしまう「ルテイン」、
1日あたり6～10mg程度摂ることが勧められ
ています。

「ルテイン」は野菜の中でもケールに多く
含まれますが、青汁やケールの苦味が苦手
な方も多いのでは。

そこでおすすめなのが、ほうれん草です。
ほうれん草はケールの次に「ルテイン」が
多く含まれ、ほうれん草100gで約10mg程度
の「ルテイン」が含まれています。
※品種によって差があります

「ルテイン」は油で調理した方が、生で
食べるよりも吸収率がよくなるので、良質
な油でほうれん草を炒めて食べると効果的
ですよ。