「紫外線」が肌をボロボロにする原因「活性酸素」とは?対策は?

「紫外線を浴びたら肌が日焼けをするだけ」
と思っていませんか?

色が黒くなったり赤くなるだけと油断して
いると、後悔することになりますよ。

実は「紫外線」は日焼けよりも深刻な
ダメージを肌に与えるのです。

少しの油断が美肌だけでなく、健康さえも
奪うことに。

「活性酸素」と「紫外線」の恐ろしい関係
について知っておきましょう。

★ 「紫外線」は体内の「活性酸素」を増やす

「紫外線」は人の体にとって、有害な働き
をします。

そのため、「紫外線」を浴びると、体を守
るための防御システムが稼動します。

その一つが「活性酸素」です。

「活性酸素」は、不安定な形をしており、
自分自身を安定化させるために様々な物質
や細胞にくっつきます。

そして、くっついた相手の性質を強力な
エネルギーによって変えてしまうのです。

この「活性酸素」の働きを「酸化」と呼びます。

「酸化」とは、簡単にいえば金属などが
錆びる現象のことです。

「活性酸素」は、菌やウイルスの侵入、
「紫外線」など有害な物質が体内に入ると、
この「酸化作用」によって、悪者を錆びつ
かせて退治してくれるのです。

★ 増えすぎた「活性酸素」はシミを作る

「紫外線」に当たりすぎると、体内の
「活性酸素」はどんどんと増えていきます。

すると、「活性酸素」は体内に侵入した
悪者だけではなく、体の細胞や必要な物質
まで錆びつかせるようになってしまいます。

そのまま放置していると、細胞がダメに
なってしまうのです。

そこで、登場するのが「メラニン」です。

「活性酸素」が増えると、メラノサイトと
呼ばれる細胞が、「メラニン色素」を作り
始めます。

「メラニン色素」には「活性酸素」から肌
の細胞を守る働きがあるのです。

つまり、「紫外線」にあたり続けていると、
体の中の「活性酸素」が増え、「活性酸素」
から細胞を守るために「メラニン色素」が
どんどん増え、シミが出来てしまうのです。

★ 「活性酸素」は肌からハリを奪う

「紫外線」によって増えた「活性酸素」は、
肌にシミを作るだけではなく、肌からハリ
まで奪います。

肌のハリは、肌の奥深くに存在している
コラーゲンの層によって支えられており、
コラーゲンの弾力がなくなると、肌はハリ
を失ってシワが増えるのです。

「活性酸素」は、細胞だけではなく、コラー
ゲンも攻撃します。

「活性酸素」によって「酸化」されたコラー
ゲンは、形が壊れ、弾力を失ってしまいます。

さらに、肌の土台でもあるコラーゲンが壊れ
ることで、肌全体の働きが低下し、老化が
加速します。

★ 「活性酸素」は肌細胞のDNAも傷つける

「活性酸素」の攻撃は、細胞のDNAまで傷つ
けるようになります。

DNAには、細胞を正確に作ったり細胞を正常
に働かせるための設計図が書かれています。

DNAという設計図が破壊されることで、細胞
に異常が発生し、がん細胞が出来てしまい
ます。

「紫外線」を浴びすぎると、「活性酸素」に
よって皮膚がんなどのリスクが高まってしま
うのです。

★ 「紫外線」には体の内側からケア

「紫外線」を浴びた肌の内部では、「活性酸素」
との闘いが繰り広げられています。

「活性酸素」によってシミやシワ、皮膚がん
を発生させないためにも、「活性酸素」を
取り除くケアが大切なのです。

「活性酸素」は、野菜や果物に多く含まれる
抗酸化作用のある物質を取り入れることで
取り除くことができます。

「紫外線」を浴びたときは、積極的に抗酸化
成分によって体の内側からのケアをしましょう。