「自律神経」の働きの異常によって健康を
損なわないためにも、「自律神経」が乱れ
ない生活を過ごすことが大切になります。
そのためにも、「自律神経」を乱れさせて
しまう原因を知っておきましょう。
そこで、「自律神経」の働きに悪い影響を
与える代表的な7つの原因についてご紹介
します。
Contents
★ 原因1 ストレス
ストレスを強く感じると、戦うための神経
である「交感神経」ばかりが強く働くよう
になり、「交感神経」と「副交感神経」の
バランスが上手く取れなくなってしまいま
す。
★ 原因2 不規則な生活
「自律神経」は1日の中で昼に「交感神経」
がよく働き、夜は「副交感神経」がよく働
き、一定のリズムを刻み変化しています。
人の体は自律神経の働きを切替えることで、
25時間の体の中のリズムを24時間に修正して
いるのです。
人間の体の中のリズムは24時間よりも1時間
程度長く、放っておくと外の世界とズレが
生じてしまいます。
なので、夜型の生活など生活のリズムが崩れ
ることは、「自律神経」の切り替えをうまく
できなくなり、リズムが崩れて、「自律神経」
の働きに異常が出てしまうのです。
★ 原因3 睡眠不足
睡眠は、心身をメンテナンスする時間帯です。
睡眠中に出るメラトニンと呼ばれる物質は、
体のストレスを和らげたり、体のリズムを
整える働きがあるのです。
睡眠不足が続くと、ストレスが強くなり、
「交感神経」が働きすぎたりすることで、
体のリズムが崩れて「自律神経」が上手く
働けなくなってしまいます。
★ 原因4 偏った食生活
神経を正常に働かせるためには、ビタミン
やミネラル、良質な脂質などが必要。
バランスのよい食事が、大切なのです。
神経も細胞から出来ているので、細胞を働
かせるためのエネルギーとなる糖分や細胞
を構成するタンパク質の不足も、神経の働
きに支障が出ます。
特にビタミンB群は「自律神経」を調整する
作用があるので、不足には注意が必要です。
★ 原因5 スマホやパソコンの使いすぎ
スマホやパソコンの使いすぎも「自律神経」
に悪影響が。
スマホやパソコンから出ているブルーライト
と呼ばれる光には、「交感神経」の働きを
強くする作用があります。
特に寝る前のスマホは、「交感神経」から
「副交感神経」に上手く切り替えられなく
なるので、注意しましょう。
★ 原因6 日光不足
「自律神経」を正常に働かせるためには、
リズムを整えることが大切ですよね。
1日のリズムを整えるために日光は、とても
大切な役割を果たしています。
特に朝に日光を浴びることは、「副交感神経」
から「交感神経」への切り替えをスムーズ
にしてくれます。
日光を浴びることにより、心身に幸福感を感
じさせるセロトニンを出し、ストレスを和ら
げることもできるのです。
「自律神経」のリズムを整えるためにも、
日光を浴びましょう。
★ 原因7 我慢
「我慢は体に良くない」と言われていますよね。
脳の「自律神経」をコントロールしている
部分の周りには、本能や感情をコントロール
している部分があり、その周りには、理性を
コントロールしている部分があります。
自分が抱いた感情を理性で抑えようとして
我慢することは、脳に混乱を起こします。
我慢を続けていると、「自律神経」をコン
トロールする部分も一緒に混乱し、
「自律神経」が上手く働かなくなります。
健康の観点から見ると、我慢しすぎないこと
は大切なのです。