テレビや雑誌など、様々なメディアで
「自律神経」という言葉を耳にしますよね。
「自律神経」は、健康を維持するために大切
になります。
では、「自律神経」は体の中でどういう働き
をし、なぜ健康にとって大切なのか?
Contents
★ 「自律神経」は外部の変化から体を守っている
私たちの体は、気温が変化しても、体温を
一定に保つことができます。
気温と同じように体温が変化してしまうと、
生きることはできません。
体の中を一定に保つことができるのは、
「自律神経」が働いているからなのです。
「自律神経」は、気温や気圧、湿度など環境
の変化から体を守ってくれます。
「自律神経」の働きがおかしくなると、環境
の変化に大きく影響を受けやすくなってしま
います。
★ 「自律神経」は命を守る司令塔
「自律神経」は、命を守る司令塔とも言える
働きをしています。
私たちは寝ているときも、心臓を動かし、
呼吸をし、内臓を働かせることができている
のも、
「自律神経」が司令塔になって24時間、体を
働かせてくれているからです。
また、「自律神経」は体を快調に働かせるため
に、胃腸の働きやホルモンの分泌、心拍数など、
様々な反応をコントロールしています。
「自律神経」の働きが悪くなってしまうと、
体を快調・スムーズに動かせなくなってしま
います。
★ 「自律神経」には2種類の神経がある
「自律神経」には、
「交感神経」と「副交感神経」の2種類が
備わっています。
この2つの神経は、相反する働きをします。
・「交感神経」は体をオンにする
「交感神経」は、体をオンにして、心身を
活動的にする働きがあります。
昼間によく働き、心と体が興奮状態になった
り、不安や緊張、ストレスを感じたときに
活発になるのです。
・「副交感神経」は体をオフにする
「副交感神経」は、体をオフにして、心身
を休ませる働きがあります。
夜によく働き、リラックスを感じたときに
活発になるのです。
★ 大切なのは2つの神経のバランス
「交感神経」と「副交感神経」は、真逆の
働きを持ち、お互いの働きが釣り合うよう
にバランスをとりながら働いています。
どちらかの働きのみが強くなってしまうと、
体はずっと活動しっぱなしになったり、
休みっぱなしになり、コントロールができ
なくなってしまうのです。
「自律神経を整える」という言葉を聞いた
ことがあると思いますが、これは、
「交感神経」の働きと「副交感神経」の働き
が同じ程度になるようにバランスを安定させ
たり、昼間は「交感神経」、夜は「副交感神経」
というように働くべきときに働けるようする
ことなのです。